小諸市大久保の「あぐりの湯こもろ」のギャラリーで、かつて小海線を走り、「高原のポニー」の愛称で親しまれた蒸気機関車「C56」の写真展が始まった。30日(木)まで。
撮影したのは、東京都の清水長正さん(66)。清水さんは「風穴」を研究しており、小諸市氷区の「風穴」を維持管理する「氷風穴の里保存会」との交流が写真展のきっかけになった。
展示しているのは、運行を終えた昭和47年までの最後の3年間に撮影した21点。浅間山や千曲川などを背景にした作品が並ぶ。清水さんは「今も懐古園近くに保存されているC56の車両が走っていた頃の姿を見てほしい」という。
また、清水さんはC56の写真を使った2022年のカレンダーを自主制作。会場に見本を展示し、希望者に販売している。