小諸市東小(土屋剛校長)は19日に運動会を開いた。コロナ禍で開催方法を工夫しつつ、全校児童435人が晴天の下で元気よく競技に取り組んだ。
児童同士の密を避けるため、校庭で競技する児童を▽3・4年▽1・2年▽5・6年―と2学年ずつ入れ替えて行い、競技中以外の学年は各教室でテレビ放送を通じて観戦する方式をとった。このため、綱引きのような全体競技は削らざるを得なかったが、土屋校長は「運動会を無事に開くことができてまずはほっとしている」と話す。
5・6年生の組体操では、接触を多くしない技を児童たち自身で考案するなど、学校全体で「コロナ禍でできること」を探りながらこの日を迎えた。土屋校長は「今の状況の中で、どうすれば運動会ができるのか子どもたち自身が考えたことは、これから出会う困難を乗り越えていくための力になったと思う」。