小諸市糠地の「ぬかじ憩いの森」で7日、地元住民らがチョウが好むといわれる樹木の苗を植えた。「これらの樹木が育てば、チョウが飛び交う森になる」と期待している。
植樹したのは、約3・2㌶の里山整備を進めている地元の推進協議会(土屋正一会長)。もともとは糠地森林組合が管理していたカラマツ林を、「ぬかじ憩いの森」と名付けて、自然環境を生かして観察会や散策ができるように整備している。
今回植えたのは、エノキ、ハルニレ、クヌギなどの苗木約200本。約80人の参加者は専用のクワで穴を掘り、丁寧に植えていた。
今後は、コナラを中心に約2万本の植樹し、樹木は8種類になる。
土屋会長は「遊歩道の整備などまだ先は長いが、苗木の植樹は里山の整備の第一歩になった」と話していた。