小諸市和田の甘利真那さん(岩村田高3年)が、11月に行われたエアロビックの全国大会で準優勝した。
エアロビックは、音楽に合わせて様々な技やしなやかな動きを組み合わせた演技を技術、芸術、難易度の合計点で評価する競技。全国大会は国内最高峰の「スズキジャパンカップ全日本総合エアロビック選手権大会」で、甘利さんは17歳から44歳までの女子のシングルクラスに出場した。
甘利さんは小学1年から姉の影響でエアロビックを始め、小学5年生の時に同大会への出場を目標に練習に励んだ。中高では部活に所属せず、週3日はブルーマリンスポーツクラブに通い、2日間は母の由紀さんからトップ選手の映像などを参考にしてアドバイスを受けるなど2時間みっちり練習。昨年は全国大会まであと一歩届かず悔しい思いをしており、今回で最後と決めて臨んだ。「出場自体を目標にしていたので、当日は周りの選手のレベルの高さを感じた。準優勝と分かった時はとても驚いた」と甘利さん。
看護師を目指して佐久大学への進学が決まっており、個人競技は引退し、同クラブのチームで楽しむという。「努力を積み重ねて結果を出すといった経験は今後も大きな力になる」と話していた。