佐久市住吉町出身で岩村田高OBの日本画家・柳沢正人さん(66)=東京都=を支援する後援会(原拓男会長)の総会はこのほど、佐久市岩村田の龍雲寺で開いた。
柳沢さんは岩村田高卒業後、東京藝大で学んだ。イタリアへの留学経験があり、イタリアなど海外の風景をモチーフにした作品が多いが、最近はコロナ禍で海外へ行く機会がなく、東京に目を向けた作品が増えている。総会の会場となった龍雲寺は生家の近くで、「幼い頃によく遊んでいた場所」と柳沢さん。同寺で21年前に檀信徒会館ができた際、依頼を受けて24枚のふすま絵を手がけており、この日の総会後は、ふすま絵の観賞会も行った。
後援会の会員は現在約80人。原会長は、「会員増強を図りつつ、柳沢さんの創作活動に協力して盛り立てていきたい」と話す。柳沢さんは、「後援会のみなさんのおかげで自分は活動できている。感謝している」と話していた。