佐久市伊勢区は18日、区内の小学生を対象にしめ縄作りの講習会を開いた。
60年以上前から同区PTAが中心になって企画している講習会。昨年まで講師を務めていた勝俣雄一郎さん(87)が高齢で今回は参加できなかったため、今年は林六一郎さん(83)と草間憲雄さん(74)の2人が指導した。
この日は13人の子どもが参加し、1人5本前後のゴボウ締めを作った。指導者の高齢化や、素材のわらや松が不足していることから講習会の存続が難しい状況もあるというが、「素材が手に入れば若い世代に作り方を教えることはできる」と講師の草間さん。「長く続いてきた行事なので、何とか存続したいという気持ちは強い」と話していた。