小諸市古城の中棚荘(富岡正樹荘主)で10日、新春恒例のどんど焼きがあった。コロナ対策で例年行っているおしるこの振る舞いなどは中止したが、多くの市民がダルマや書初めなどを持ち込み、燃え上がる炎に「コロナ退散」への願いを込めた。
もともとはスタッフで行っていたが、平成初期に正月飾りがゴミとして捨てられていたのを見た女将の富岡洋子さんが、市民からの持ち込みを受け入れるようになり、今ではすっかり定着した。最近では地域交流の貴重な機会にもなっており、富岡荘主は「毎年楽しみにしてくれている人もいる。今後も継続していきたい」。