小諸市立藤村記念館(矢島守館長)が主催し、50回目の節目を迎えた今年度の「藤村文学講座」がこのほど開講。今年度は1年かけて「夜明け前」をテーマに学ぶが、初回の16日は約130人が集まる盛況だった。
「島崎藤村についてより深く知ってもらおう」と始まった講座。初回は江戸川大教授で藤村文学賞の選考委員も務める新井正彦さんが講師となり、「夜明け前」の序の章と1~3章について、歴史的な背景も含めて解説した。
同講座は今後、月1回のペースで来年1月まで継続する。1回ごとの参加も可能で、次回は5月21日(土)に開く。会場は小諸市市民交流センター2階のステラホールで時間は午後1時半から3時半。受講無料だが資料代で1回3百円が必要。事前申込は不要。