佐久市岩村田の円満寺(小林深晃住職)にある「砂ずりのフジ」のうす紫色の花が咲き誇っている。同寺には連日、可憐な花の見た目や香りを楽しもうと多くの人が足を運んでいる。
一番樹齢の長い木で3百年はあるという同寺の名物のひとつ。現在は長い房で1㍍ほどだが、かつては藤棚から地面につくほど房が長かったことから、「砂ずり」の名がつけられたという。花は房の上部から段階的に花を開いていくが、房の先端はまだつぼみの状態の花もあるので、まだまだ花は楽しめそうだ。