小諸市南ケ原の夢ハーベスト農場(小林拓美代表)で、香りのバラと言われる「ダマスクローズ」の花の蒸留作業が盛んだ。天然の化粧水に加工して、園内のショップで販売している。
同農場には、オールドローズと呼ばれる1876年以前の古来種を中心に約350種のバラがあるが、蒸留加工しているのはダマスクローズのみ。約3百本を栽培しており、この時期は朝6時から花の摘み取り作業を行い、1日2回の蒸留を行っている。1回あたりの作業は約5時間かかり、できる蒸留水は約20リットル。作業の様子の見学もできる。
できた蒸留水は、さらに香りを立たせるため半年ほど低温貯蔵した後に化粧水にし、園内のショップやオンラインショップで販売している。小林代表は、「天然成分のみで保湿力もある。使った人からは好評です」と話している。ダマスクローズの化粧水は100㍉入り1518円、200㍉入りは2420円。
同農場の入園料は、その時期に咲いている花の種類によって変動があるが660円から880円。問い合わせは同農場(電話0267・25・9255)。