佐久地域につながる街道を歩き、道中にある歴史的な史跡などを巡って楽しむ「歴史街道を歩こう会」(大井昌実代表)は11日、「甲州、武州脇往来の史跡を巡る」と題し、佐久甲州街道を中心に、小海町から佐久市臼田までの約13㌔を歩き、街道沿いの史跡を見て回った。
この日は佐久市や小諸市などから約60人が参加。午前9時に小海線の小海線をスタートし、旧八千穂村の八千穂駅や黒沢酒造、田口青沼村役場、下越境稲荷神社など23カ所を休憩も兼ねながら見学。臼田文化センター職員の上原美次さんが各史跡について説明した。ゴールの臼田駅に到着したのは午後4時頃。約7時間かけて踏破した。
同会は県シニア大佐久学部の卒業生を中心に、平成31年に発足。年数回のペースで、様々な街道を歩いて楽しんでいる。ここ2年はコロナ禍で思うように活動できない時期もあったが、大井代表は「参加者の多くがリピーターで、楽しみにしてくれている人は多いと感じている」とし、今後も定期的なウォーキングの開催に努めていく。