佐久市西耕地区(星野文三区長)の公民館(土屋文次館長)は13日、コメなど農作物の収穫に感謝し、田の神が山へ帰るのを送る伝統行事「十日夜」を行い、地区内の未就学児や小学生23人が参加した。
「十日夜のわらでっぽう、夕飯食ったらぶったたけ」と歌いながらわらでっぽうを地面に叩きつけ、農作物にいたずらをするモグラを追い払う。かつては子ども主体で行っていたが、現在のように大人が主導する形で開くようになって10年ほど。この日は昼からわらでっぽう作りに挑戦し、公民館での夕食をはさんで区内を2グループに分かれて歩いた。
土屋館長は「行事そのものも大事だが、どんな理由でその行事を行うのかという歴史の部分も後世へ繋いでいきたい」と話していた。