美南ガ丘小 千曲小 小諸東中 校内放送で活用

他校も実現に向け試行中

小諸市内8小中学校の全教室に50型のデジタルテレビが導入され、美南ガ丘小(鈴木雅幸校長)では、これまで音声のみだった昼食時の校内放送を、週1回のペースで映像も付けて放送するようになっている。
テレビの導入は、児童生徒の情報通信技術教育の推進が目的。市は約2670万円をかけ、全部で約90台を設置した。合わせて、映像を校内放送で流せる環境も整えたが、実際の活用は各校の判断によるという。現時点で、設備を校内放送に活用しているのは同小と千曲小、小諸東中の3校。残る学校も接続の不備などでまだ実現に至っていないが、各校とも「使いたいと思っている」と前向きに検討している。
映像での校内放送を始めた美南ガ丘小で、放送委員会(甘田七乃羽委員長)を担当する羽生篤史教諭は、「声を聞くだけでなく、例えば校内の様々な行事や活動を動画で紹介できるのは児童にとっても分かりやすい」と話す。また、校内放送の番組作りにあたり、「児童から多くのアイデアも出るようになった」といい、テレビ導入による情報教育推進に「これから大きな効果を期待している」。

19日、美南ガ丘小の昼の校内放送に小泉俊博小諸市長と小林秀夫市教育長が出演。市のPR動画を各教室で流したほか、甘田放送委員長が小泉市長にインタビューした

19日、美南ガ丘小の昼の校内放送に小泉俊博小諸市長と小林秀夫市教育長が出演。市のPR動画を各教室で流したほか、甘田放送委員長が小泉市長にインタビューした