佐久市長土呂区(大池明区長)の防災訓練は3日、市民交流ひろばで開き、約320人の区民が参加。AEDの使い方や、消火栓の開け方などを体験しながら学んだ。
平成14年、区の自主防災組織ができてから始まり15回目。以前は近津神社で開いていたが、3年前から市民交流ひろばで開くようになった。当日は早朝6時に防災無線で訓練への参加を呼び掛け、20ある常会ごとに集合してから会場へ移動し、全体訓練が始まった。
同区は4月時点で区民数が5千人を超えたほか、2200世帯に間もなく届く見込みで、年々規模が増大しており、大池区長は「区で全体を把握することは難しい。常会ごとに把握してもらうことが必要で、そのための訓練でもある」と話す。また、「初期対応の大切さ」を強調し、「いざという時に区民の誰もが迷うことなく、すぐ行動に移せるようにすることが大事」とした。