○…「今年もきれいに咲いた」―。佐久市下越の小野沢昭善さん(83)は、自宅近くの下越公園に咲くアサガオの世話を始めて20年。「星の町うすだ」にちなみ、ロケットに見立てた高さ8㍍の支柱にツルをはわせているのが特徴で、この支柱も小野沢さんが組み立てたものだ。
○…朝晩の水やりのほか、3年に1度は土の入れ替えを行うなど、きれいな花を咲かせるために手間を惜しまない。「世話をやめようと思ったことは1度もない」というが、「毎年きれいに花が咲くとは限らない。花の数が少なかった年は残念な気持ちになります」。
○…80歳を過ぎても元気いっぱい。シルバー人材センターに登録しているほか、畑仕事にも精を出す。「年をとったと思わないことと、働く事が元気の源」と小野沢さん。「花は9月いっぱいまで充分楽しめる。たくさんの人に見てほしい」。