小諸市古城の鹿島神社で、江戸時代から続く秋の例大祭がこのほど行われた。5日の宵祭りには厄病退散を祈る「湯立ての儀」のほか、小学生8人が舞姫に扮して浦安の舞を奉納。集まった保護者や参拝者を前に息の合った舞を披露した。
五穀豊穣や地域の平穏を祈る祭礼は、神社の氏子(本町、田町、六供、相生町、赤坂、古城、大手)で構成。境内では地元古城区の実業会が焼き鳥やクレープなどの屋台を設営し、参拝者をにぎやかに出迎えた。実業会の掛川岳史さん(58)は、「決して派手さはないが、秋祭りに訪れる子どもたちのふるさとの思い出になれば」と見守っていた。