小諸市芝生田区の多古神社で1日に開いた秋季例祭で、区内の小学5、6年生の女子8人が浦安の舞を奉納した。
例祭は、五穀豊穣や安泰を祈願する祭りで、氏子(橿山光太郎総代)を中心に区役員が協力して開く伝統行事。浦安の舞を奉納する小学生は、先月から扇役4人と鈴役4人に分かれ、1回約2時間の練習を全5回で行い、猿田悦子宮司が足運びや手の動きなどを指導した。
当日、子どもたちは緊張した面持ちで公民館から多古神社に移動。舞の奉納が終わると親や子ども同士で写真を撮り合っていた。
20年前は小学6年生のみで行っていたが、少子化が進み、5年生も加わるようになった。依田寛区長は「来年は5年生も少なくなる。氏子や育成会、PTAとも話し合って継続する方法を考えたい」と話していた。