佐久市上塚原区(池田立美区長)の「十日夜収穫祭」は12日、同区の諏訪神社で開いた。
農作物の収穫を祝う伝統の祭り。つきたての餅を参加者に振る舞ったほか、事前に手作りしたわらでっぽうで、子どもたちが元気よく地面を叩いた。
「昔は各家庭で行っていた行事のようだが、神社に集まり大勢で行うようになってから50年になる」同区の池田区長(68)。「伝統を後世に伝えていくことが大切。子どもたちが成長した時に、今日の体験が思い出として残ってくれればうれしい」と話しながら、「いつか故郷を離れても、その思い出が故郷の良さを改めて知るきっかけにもなれば」。