大阪府北部地震で小学校のブロック塀が崩れ、下敷きになった小学4年の女児が亡くなったのを受け、佐久市教委は19日、市内の全24の小中学校の塀を早速点検した。
点検の結果、高瀬小の校庭に設置していた高さ2・4㍍、幅3・6㍍、厚さ10㌢のコンクリート壁を危険と判断。ボールを当てて、野球のなどの練習に使用していたもので、翌日20日午前に撤去作業を行った。
「18日夕方には点検の実施を決め、翌19日に半日かけて全ての小中学校を回った。点検の結果、危険と判断したのは撤去した壁のみ」と市学校教育部の木内徹さん。
一方で隣の小諸市は、20日時点で市内8つの小中学校を対象に「暫定的に点検を進めている状況」という。「危険箇所が見つかり次第、対策を講じたい」。