佐久市荒宿の円満寺(小林深晃住職)の身代わり地蔵盆供養は21日に行った。同寺敷地内に地蔵尊を建立する人のうち百人ほどが参加し、地蔵の前掛けを取り替えたり花や線香を手向けて供養した。
身代わり地蔵は「自分の代わりに難を除く」とされ、同寺には約250体の地蔵尊が並ぶ。平成元年から建立が始まり今年で30回目を迎えるが、当初に建立した人たちが高齢化。「後を継いで面倒を見る人がいない」といった次世代への引き継ぎが課題でもある。
今年は、地蔵の前に置いてある灯籠の骨組みが老朽化してきたことから、約50体分の灯籠を新調。今後段階的に新しい物へ切り替えを進めていくという。小林住職は「せっかく建立したお地蔵さんなので、今後も長く続けていけることが望ましい」と話していた。