佐久市野沢の大伴神社(青木雄一郎宮司)の秋季例祭が23日にあり、例祭の神事終了後に恒例の奉納相撲を行った。▽中小屋▽本町▽田町▽十二町の野沢の各地区から幼保育園児と小学生10人超が参加し、元気いっぱいの取り組みを見せた。
奉納相撲は、その年の収穫を祝う秋季例祭に合わせ、明治期から100年ほど続くと伝わっている。かつては5人抜きすると日本国旗がもらえたというが、最近は参加者が減少傾向で取り組みに参加すれば菓子などの景品をもらうことができる。景品は、氏子祭事係の秋場玄人さんが中心となって協賛企業を募って集めたものだ。
同神社の当番氏子の高柳祺行さんは「将来を背負って立つ子どもたちの健やかな成長を願う祭りでもある。参加者が減りつつあるが、しっかり伝統を受け継いでいってほしい」と話していた。