小諸市南町の「竹花工業」の唐澤正幸社長(67)は、長年の交通安全活動に対する功績で、関東安全運転管理者協議会連合会長と関東管区警察局長の連名で功労者表彰を受けた。
唐澤さんは安全運転管理者協会小諸支部の理事を務めており、平成23年度には交通安全活動の功績で知事表彰も受けている。受賞にあたっては「事業所の代表ということでもらったが、社の安全運転管理者をはじめ、安全運転のために動いてくれている人のおかげ」と喜ぶ。
建設業である同社は従業員数約150人、大型トラックを含む社有車は百台以上で、「仕事で車に乗る機会が多いので、どうしたら事故を1件でも減らせるか常に考えている」と話す。同社の安全意識を高める取り組みとしては、関連業者も交えて年2回開く安全大会や、ドライバーの性格診断を行って、事故を起こしやすい結果が出た場合は改善を図るなどしている。
唐澤さんは「交通事故は加害者と被害者のいずれも大きく人生が変わってしまう」とし、「受賞に慢心することなく、できることを一つずつやって事故ゼロを目指す」と気を引き締めている。