小諸キッズ邦楽教室(小池平一郎会長)が主催する「キッズおこと教室」が開講した。市内外から26人の小中学生が参加。琴の演奏を基本から学び、当面は来年1月12日(土)に予定している「邦楽の集い」での演奏発表を目指して練習に励む。
日本の伝統楽器「箏」の稽古を通じて感性を磨いてもらおうと教室開催を計画。中心となって指導するのは、箏の山田流萩岡派本教授の渡辺萩翠孝さん=赤坂=。教室では一人ひとりの指に合わせた箏爪を作るほか、箏の歴史から学んだ。また箏演奏もまず音の出し方という基礎から取り組んだ。
出演を目指す「邦楽の集い」は小諸市文化協会の主催で、5年に1度しか開かない行事。当日は『さくら』を披露する予定だ。指導者の渡辺さんは「教室を通じて子どもたちが箏を続けてくれる気持ちになればうれしい」。