井子・芝生田・糠地の西小諸地区(濱松賢一地区長)は26日、高峰温泉の後藤英男さんと小諸市職員で鳥獣専門員の竹下毅さんを講師に、地域の宝や課題を知るための学習会を開いた。
後藤さんは、糠地区の深沢渓谷のシンボルになっている高さ約9㍍の「ねんぼう岩」の歴史や、付近の自然について講演。後藤さんが撮影した写真をプロジェクターで紹介した。
竹下さんは、ニホンジカやイノシシ、ハクビシンなどの野生動物の足形や生態について説明。それぞれの動物に合った侵入防止対策を話した。「畑に食べ物を放置すると、野生動物のレストランになってしまう。正しい対策で被害を軽減してほしい」と呼びかけた。
濱松地区長は「西小諸地区では、ねんぼう岩の名前もよく聞くし、鳥獣の数も多い。身近なテーマとあって予想より多い約50人の区民が参加してくれた」と喜んでいた。