小諸市御影区で3百年以上の歴史がある「御影道祖神祭り」は7日の夜に行った。「平成最後」の伝統行事は、例年通りメーン会場の御影コミュニティーセンター前で2台の山車が激しくぶつかり合う勇壮さで、観客から大きな歓声が飛んだ。
無病息災や五穀豊穣、子孫繁栄などを祈願する祭り。今年の総代は上宿が原田孝さん、下宿が平岡弘行さんで、平岡さんが総総代を務めた。世話人会長は同区元区長の土屋佳生さん。
かつては中学3年の男子が親方となってすべてを取り仕切っていた祭りだったが、現在は小学6年の保護者が親方となり、山車に乗る子どもも女子を含めた小学5、6年生。今年山車に乗った小学生は上宿が5人、下宿が6人。
総総代を務めた平岡さんは同区出身ではなく、山車に乗った経験はないが、「自分の指揮で行事を行えるのは気持ち良かった」と笑顔を見せていた。

2台の山車が激しくぶつかり合う時、乗っている子の中には目をつぶって衝撃に耐える子もいた

2台の山車が激しくぶつかり合う時、乗っている子の中には目をつぶって衝撃に耐える子もいた