佐久市岩村田の「森角建材店」の森角忠さんが管理する約6千平方㍍の「おもいつき農園」で、今年は例年以上に早くミズバショウが真っ白な苞を見せ始めている。森角さんによると「この冬に暖かい陽気が続いたからかもしれない」という。
佐久市でも観賞を楽しめるようにと、森角さんが15年ほどかけて育てたミズバショウは7百株余。苞が出たのが早すぎたせいか、冷え込みが強い日は、苞の先が茶色に変色してしまうケースもあり、「枯草や落ち葉などで保温もしているが、ここまで寒暖差が大きいと温度調整は難しい」と森角さん。
見ごろは25日(月)過ぎになりそう。森角さんは昨年、同農園にミズバショウ見物で足を運んだ80代の女性から、「また来年も見たいから1年間頑張る」と声をかけられたといい、「自分の取り組みが誰かの活力に繋がっていることが嬉しかった」といい、「いつまでもこの環境を維持したい」。問い合わせは森角さん(電話090・1663・3671)。