佐久市上塚原区で50年近く続く「十日夜祭」は11日、同区の諏訪神社で開いた。
区内の園児や小学生ら約80人が、「十日夜、十日夜、十日夜のわらでっぽう、夕飯食ったらぶっ叩け」と歌った後、事前に自分たちで作っておいたわらでっぽうで、力いっぱい地面を叩いた。
十日夜は、地面を叩いてモグラや害虫を追い払い、田を守ってきた案山子へ感謝する意味が込められている。
岩間進区長は「多くの子どもたちが参加してくれた。地区の伝統がしっかりと受け継がれている」と目を細めていた。