佐久市竹田区の区民で作る「竹田水と環境を守る会」(代表・木内希沙彦区長)は、区内に広がる6本の農道に愛称を付けた。命名者は区内の子どもたちで、それぞれの農道の特徴に応じたユニークなネーミングがされている。2日、同会メンバーや区内の小中学生、PTAらが参加し、命名した農道の分岐点11カ所に看板を設置した。
命名した農道は同区の虚空蔵山西側に広がるエリア。昨年の夏休みの際に子どもたちからネーミングを募集し、応募総数72点の中から、会の役員らが選考した。木内代表は「子どもたちがそれぞれ思いを込めた名前だったので、複数の応募作を織り交ぜたりしながら決定した」と話す。
名付けられた農道は、一番標高が高い場所にあり眺望が良いところが「パノラマスカイライン」、棚田が見られるところが「ライステラスロード」、坂道が多く日陰が少ないところが「ムキムキサンロード」といった具合にユニークで、子どもたちの自由な発想が見て取れる。
木内代表は、「自分たちが農道に名前を付け、看板も設置した体験を通じて、大人になっても故郷への愛着を持ってほしい」と願っている。

子どもと会の役員が協力して看板を設置

2日早朝から、同会メンバーと子どもたちは区内の根際神社に集合。3グループに分かれて作業した