佐久市新子田の家畜改良センターでヤギの出産シーズンを迎え、14日までに5頭が誕生した。出産は4月いっぱいまで続き、約90頭が生まれるという。
警戒心が弱く、好奇心が強いため、人が近づくと尻尾を振りながら近寄ってくる。慣れないながらも専用の容器に顔を突っ込んでミルクを飲む姿も愛くるしい。
センターで飼われているヤギは、約120頭。このうち出産予定の母ヤギは43頭で、1頭から平均で2頭生まれる。獣医の浅見恭行さん(26)は「今シーズン最初に生まれた子ヤギは逆子だったが、無事に生まれれてホッとした」と話す。
子ヤギのいる場内には入れないが、天気の良い日には午前10時から正午ごろまで牧場内を走り回る姿を場外の歩道から見ることができる。