小諸市内で、春の訪れを祝うようにロトウザクラの開花が相次いでいる。
小諸市諸にある、彫刻家・小林貞吾の作品を展示している小林貞吾記念館では、3本あるロトウザクラのうち1本がたくさんの花をつけている。同館にはこのほかにもスイセンやヤブツバキなど、多種多様な花があり、同館館長で貞吾の甥である小林太喜男さん=諸=は、「敷地内で一年中花が絶えないようにしたい」と、日々世話をしている。
また、小諸市和田のマルイ産業(伊藤辰治社長)では、正門前にあるロトウザクラが開花。同社がある和田工業団地が完成した30年ほど前に、小諸市開発公社が植えたもので、同社のロトウザクラは、佐久地方で最も早く花が開くことで知られている。