佐久市上塚原(今井文雄区長)の「十日夜収穫祭」は12日、区内の諏訪神社で開き、40人の子どもたちがわらでっぽうで力いっぱい地面を叩いた。
モグラや野ネズミを追い払い、案山子への感謝や収穫を祝う伝統行事。参加した子どもたちは餅つきを体験した後、列を作って参道を歩いて境内で円を作り、「十日夜、十日夜、夕飯くったらぶっ叩け」と歌った後、わらでっぽうで地面を叩いた。
以前は各家庭で作っていたわらっでぽう。今は、農家が減ったことで藁を用意するのが難しいことや、作り方を知る人も少なくなったことから、子どもたちを諏訪神社に集め、区の有志が作り方を教えながら仕上げている。