佐久市長土呂の介護老人保健施設「愛の郷」の通所リハビリステーション(小林加奈子所長)に高さ215㌢、横幅150㌢の龍のモザイクアートが登場した。ペーパーフラワーなどに使う「お花紙」8700枚を使った力作で、力強い龍が利用者を見守っている。
利用者やスタッフ総勢60人で2カ月かけて制作。利用者らは「一年が良い年になりますように」と願いを込めながら紙を丸めた。龍の背中や腹部分、爪など場所によって色を変えたり、紙を細長く丸めるなど工夫し、迫力と立体感を生み出している。
辰年生まれの神津百合子さん(71)は「左手が思うように動かないので、机を使って右手で紙を丸めた。作業は楽しかったし、立派な龍ができあがってうれしい」と喜んでいた。