小諸市天池から高峰高原まで自転車で登るロードレース「車坂峠ヒルクライム」は19日に開いた。今年は「ファイナル」と銘打ち、20回目にして最終回。全国から集まった約330人が、標高差約950㍍のコースでラストランを楽しんだ。
「自転車でまちづくりができないか」との発想で始まった大会。開始から20年が過ぎる中、小諸市をはじめとする浅間山麓の6市町村を舞台とする自転車大会「グランフォンド」が行われるようにもなり、「自転車でまちづくりという目的に対し、一定の役割を果たした」と、ヒルクライム大会は閉じることにした。
小諸サイクリングプロジェクトの花岡隆会長は、大会終了後の表彰式で、「20年続ける中で思い出もいっぱいできたし、運営側もとても楽しませてもらった」と参加者に感謝を述べた。