佐久市野沢小の5年生(3クラス84人)が6日、学校敷地内の田んぼで、毎年恒例の「忘れ米」の田植えをした。
同小5年生が行っている取り組みで、野沢本町の小池清志さん(78)が指導して5年目になる。「忘れ米」は、東日本大震災の時、被災地の農家が海水被害にあった田んぼの除塩作業を繰り返して出来たコメを、小池さんが入手し育て続けているもち米だ。
この日、子どもたちは、クラスごとに交代で田んぼに入り、「ぬるぬるする」「足が抜けない」と話しながらも、小池さんの指導を受けて懸命に田植えに取り組んだ。2組の木村虹心さんは、「泥で汚れるし、腰をかがめないといけないし、大変だったが、体験できて楽しかった」と笑顔を見せた。