佐久市西耕地区(柳澤本樹区長)の公民館(荻原隆館長)は10日夜、今年の農作物収穫への感謝を込めた伝統行事「十日夜」を行い、地区内の小学1~6年生14人が参加した。
「十日夜、十日夜、十日夜のわらでっぽう、夕飯食ったらぶったたけ」と歌いながらわらでっぽうを地面に叩きつけ、農作物にいたずらをする地中のモグラを追い払う行事。この日は昼からてっぽう作りに挑戦し、公民館での夕食をはさんで区内をゆっくり巡ってわらでっぽうを打ち鳴らした。音が聞こえてくると家の外に出てきて、子どもたちに声援を送る区民も多かった。
荻原館長は「子どもたちの数も少なくなってきているが、古くから続くこの伝統行事をしっかりと継承していきたい」と話していた。