野沢北高の卒業生や現役生徒などで作る「岳澄会」(土屋光則会長)は14日から17日まで、佐久市取出町の野沢会館で美術展「岳澄展」を開き、メンバーらが描いた力作60点余りを展示した。毎年盆期間に行ってきた今年で29回目となる展覧会だが、会員の高齢化などの理由から、今回をもって幕を閉じた。
同校の美術教師だった故・荻原孝一さんが命名して始まり、一時期中断もしたが、母校の開校100周年を機に再開。かつては前佐久市長の三浦大助さんも毎年作品を出品していた。また、会員は当初は美術班OBだけだったが、途中から同校卒業生であれば入会できるようになっていた。
最終回となった今回は、故・荻原孝一さんを含め、卒業生や現役生31人が制作した水彩や油彩、漆喰鏝絵、版画の作品を並べ、来場者は最終回であることを惜しみつつ、メンバーの力作に目を凝らした。土屋会長は、「会員が高齢化する一方で若い世代の入会は少なかった」と幕を閉じる理由を話しつつ、「現役生徒の美術班員は多い。頑張る学生たちを今後も何らかの形で支援できれば」と話していた。