小諸市八幡宮の「八朔相撲」は7日に開き、市内の小学1年から6年まで21人の子ども力士が参加。土俵入りを披露したほか、力いっぱいの取り組みを見せた。今年は初めて、野岸小から2人の女子児童が参加した。
八朔相撲は元禄4(1691)年、八幡宮の祭礼行事として始まったとされ、約330年の歴史がある小諸市の指定重要無形文化財。今年の子ども力士は、野岸小と坂の上小、東小の3校から児童が参加。学年別に「小組」「中組」「大組」に分かれ、それぞれ土俵入りを披露した。
今年初めて参加した女子児童は、野岸小2年生の箕輪千鶴さんと、4年生の小林南乃葉さん。このうち、今年5月に八幡宮で行った「わんぱく相撲東信場所」にも参加した小林南乃葉さん(9)は、男子児童に交じって2勝2敗の成績をあげた。小林さんは、「2勝できたのはうれしかった。残り2年もまた八朔相撲に出たい」と話していた。
八幡宮氏子総代長の関口昌利さん=荒町=は、女子児童2人の参加を喜び、「来年以降、参加者を募るにあたって良い弾みになる」と話していた。

子どもたちは全力でぶつかり合う白熱の取組を見せた