○…小諸市の和田浄化センターの一角で飼育されているヤギが、小学校の給食に使われた食材の切れ端をせっせと食べている。毎日運ばれてくる給食残渣のおかげで、「浪平」「三郎」「ユキ」の3頭は、エサとなる雑草が枯れたこの時期でも、丸々と太っている。
○…美南ガ丘小の給食で使われた食材の切れ端のうち、ヤギが嫌いなネギ類を取り除いた残渣は、1日当たり段ボール箱で2箱分。「通常はごみとなり、処理費用もバカにならない」という中で一石二鳥の試みだ。
○…ヤギは、夏場は荒廃地の除草で活躍しているが、草が枯れる冬場は動物園で飼育してきた。しかし、エサ代や手間の問題もあって、昨年12月に浄化センターに引っ越してきたばかり。新たな活躍の場が見つかった3頭は、心なしか目を細めている。