佐久市望月地区の印内原区は3、4の両日、区民の作品を飾る作品展を開いた。
会場には繭を材料に手作りした小さいひな人形やストラップ、編み物、陶芸、絵画など約200点の作品が並び、区民の文化活動への関心の高さをうかがわせていた。兼業農家が多く、農閑期の時期は手仕事に励む時間がとりやすいと、2月最初の土日に作品展を企画している。
会場は約百人が来場。ストラップやひな人形は販売しており、多くの人が買い求めていた。また、実行委員らが育てたあずきを使ったおしるこも振舞われ、「ほど良い甘味でとてもおいしい」と好評だった。
同区は35戸・約百人の区民がおり、その3分の1が移住者。実行委員長の高橋寅雄さん(79)も東京出身で「区民同士が交流する良い機会になっている。移住者が多い場所だからこそこういった行事が大切」と話していた。