小諸市御影区の高齢者クラブ「御影白寿会」(甘田清和会長)は11日、区民交流をねらいにした「おたのしみ会」を同区コミュニティーセンターで開いた。
「白寿会」は、同区の規約で65歳以上の区民は全員会員になることが決められており、規約上の会員は約5百人。「おたのしみ会」は、会員だけでなく、「広く区民が顔を合わせ、交流できる機会をつくりたい」と始めたもので、今回が数年振りの開催となった。
当初は、バンド演奏と林家さんぽさんによる落語を楽しむ内容だったが、出演予定だった「生涯青春バンド」がメンバー11人のうち6人が体調不良でダウン。わずか本番3日前に出演できない事態になり、「社協に相談して、急きょ他の方に出演してもらうことになった」と同会の甘田会長(69)。
ピンチヒッターで舞台に立ったのは、和田区の高齢者クラブの会長や市高齢者クラブ連合会の副会長も務める甘利一造さん。「隣区のよしみで快く出演してくれた」という甘利さんは、見事な奇術を披露し、会場の約百人の観客を沸かせた。また、鬼久保昌子さんらによる舞踊の「めぐみ会」も急きょ出演した。
甘田会長は、「急な内容変更でどうなることかと気を揉んだが、皆さんの協力で無事に開催することができて良かった」とホッとした表情。