地域の農業者と農業委員との意見交換会は17日、ベルウィンこもろで開いた。
毎年農閑期の2月に開いている恒例の意見交換会。小諸市内7地区(中央、川辺、南大井、三岡、北大井、西小諸、大里)に分かれ、それぞれの地域が抱える課題などについて活発に意見を交わした。
「同じ市内でも地区によって抱える課題は違う。農地が足りないという地区もあれば、耕作放棄地が増え、対策に苦慮している地区もある」と市農政課。中でも、南大井地区からは「若い農業者が増え、農地が不足している」という声が。「平らで環境が良いので、宅地に変わる農地もあるのが現状。農業を辞めた人の農地があれば、取り合いの状態。御代田や佐久の空き農地があれば、情報を知りたい」。
また、北大井地区からは、「農業従事者が集まらない。増やすためには、(夏場だけでなく)通年雇用が必要だと思うが、冬場の仕事の確保の面で難しい」との課題の声も。また、「水田で野菜を作りたい(転作したい)が、水はけの問題がある。それが解消できれば、野菜栽培も可能だが、個人ではなかなか対策がとれない」と、協力を求める声も挙がった。