レスリング競技の国内トップで活躍している小柳和也さん(22)=東雲出身=、塩川貫太さん(22)=乗瀬出身=の二人が、この3月に大学を卒業。4月からは社会人として競技生活に打ち込む。出場を目指す東京五輪まで後2年。「これからが踏ん張りどころ」と飛躍を誓っている。
小柳さんは、幼稚園年少から小諸キッズレスリングクラブで実力を磨いてきた。当時から国内の各種大会で好成績を収めてきた。坂の上小―芦原中―韮崎工業高―山梨学院大へと進み、4月に自衛隊体育学校に入隊する。
昨年は全日本選手権フリースタイル61㌔級で優勝。海外でも好成績を残してきたが、現在の61㌔級は五輪階級にないため出場に向けては減量との闘いも待ち構える。「当面は東京五輪出場。次の五輪で優勝」という目標を掲げている。
塩川さんは、体協柔道部出身で東小、小諸東中時代は柔道に打ち込んだ。中学時代は県大会で優勝し全中大会に出場したが、北佐久農業高に入学してからレスリングへ転向。日体大に進学後は、国内外の大会で活躍し、昨年の全日本学生レスリング選手権ではグレコローマンスタイル85㌔級で優勝。全日本選手権でも3位に入った。
4月には練習環境や支援体制の整ったクリナップに入社。「東京五輪でメダル、次の五輪で金メダル」というのが今の目標だ。
小諸市は、故・柏木譲県議をはじめ高校の普及に努めた故・小林靖さんら、長野県レスリングのけん引役を数多く輩出。長野国体でレスリング競技を誘致するなど、レスリングとは深い縁がある。県レスリング協会副会長の柏木景岳さん(69)=四ツ谷=は、「半世紀をかけて積み上げてきたその最先端に二人がいる。小諸市、長野県から初のレスリング五輪選手になるよう頑張ってほしい」と見守っている。
小諸市は、故・柏木譲県議や故・小林靖さんら、長野県レスリングのけん引役を数多く輩出。レスリングとは深い縁がある。県レスリング協会副会長の柏木景岳さん(69)=四ツ谷=は、「長年て積み上げてきたその最先端に二人がいる。小諸市、長野県から初のレスリング五輪選手になるよう頑張ってほしい」と見守っている。