旧中込学校の藤を愛でながら親睦を深める「中込地区観藤会」は19日開いた。
明治8年の学校新築時に植えられ、樹齢150年とも言われる旧中込学校の藤。観藤会は大正初期から始まり、戦時中も含めほとんど途切れなく毎年企画されてきた。また、中込地区の宝である藤を守り次世代につないでいこうと、観藤会の会費の一部を木を保護するための費用に充てている。
今年の観藤会には約150人が参加。旧中込学校保存会の上原武茂さん(84)は、「今年は例年より開花は早め。花の数、長さ共に良い」と話す。藤の手入れは、保存会員2百人のうち、約40人の理事と幹事が行っているが、「会員の高齢化が課題。もっと若い人にも活動に興味を持ってほしい」。