佐久市田口小の5年生児童46人は1日、地域住民から借りている学校田で田植えを行った。総合的学習の時間のテーマ「米作り」の一環。
平成14年頃、臼田町当時の農業委員会が発案して学校に提案。当時会長を務めた中條忠雄さん(89)は「子どもたちに米作り体験をさせたかった」と話す。児童には代かきと田植え、かかし作り、稲刈りなどの作業を体験させ、中條さんをはじめ農業委員経験者や学校近くのJA佐久浅間田口支所職員らが「協力隊」としてサポートしている。
田んぼの広さは約50㌃。児童たちは裸足で田に入り、協力隊の指導を受けながら、丁寧に稲を手植えしていった。初めての田植え体験という児童も多く、「超楽しい」「泥の感触が気持ちいい」といった声が飛び交っていた。