佐久市常田区で碑文の写しを木に彫る「常田碑文彫刻クラブ」(荻原重好会長)の作品展は27、28両日に開き、125人が足を運んだ。
同クラブは平成14年に地元の山田裕崇さんを講師に18人で始まった。元となる碑文の写しは、講師が用意したり、個人で探している。これまで2年に1度の区の文化祭や、佐久市の総合文化祭に出品してきたが、会員の高齢化が進んで退会者が増える中、「これまでの作品をすべて展示しよう」と初の単独作品展示を実施した。
今回展示した作品は156点。荻原会長は「多くの人が来てくれてよかった。作品を見てもらい、感想を聞くことで創作意欲にもつながる」と話していた。