囲碁文化の普及に取り組む「囲碁の里信州小諸づくり委員会」(堀内昌英委員長)は26日、小諸市東小の4年生78人を対象にした「囲碁入門教室」を開いた。佐久市上原出身のプロ棋士である柳沢理志さんを講師に、児童たちは囲碁の基本を学んだほか、簡単な対局を体験した。
教室では、柳沢プロが碁盤のどこに碁石を置けるかや、何をすれば得点になるかなど囲碁の基本ルールを指導。児童同士の対局も行ったが、柳沢プロは「あれこれ話を聞くより、わからない点があってもまず打ってみた方が覚えるのも早い」と話した。
堀内委員長は「子どもたちが楽しそうでよかった。囲碁は考える力を養えるので、小さいうちから体験して楽しさを感じてもらえれば」と話していた。
体験教室を東小で行うのは2回目。同委員会は小諸市内の全6小学校へ開催を呼び掛けているが、委員会事務局の井沢輝男さんは「なかなか実現につながらないのが課題」。