小諸市民有志で作る「こもろの『水』を考える会」(桜井正幸代表)は10日、小諸市の上水道課職員を招いて勉強会を開いた。身近なテーマとあって会場の東小諸集会場には約50人が集まった。
講師は同課の荻原浩昭課長が務め、小諸市の水道事業が水道業務の一部を民間に委託する公民共同企業体となった経緯や必要性を説明。これに対し「20年以上前から水道事業の問題点は出ていたのに、対策できなかったのはなぜか」「人材や技術を持った職員の育成はできないのか」「新会社の株は市民も買えるのか」など質問が相次いだ。
桜井代表は「今回の説明だけではわからないことも多く、継続して勉強していく必要がある。身近な問題なので、市に任せきりにするのではなく一緒に考えていくことが大切」と話していた。