佐久市鳴瀬の桃源院(山本健善住職)は15日、下半身の病を防ぐご利益があるとされる「ウスサマ祭」を開き、50人以上の人が参拝した。
ウスサマ祭は「トイレの神様」とも呼ばれる烏芻沙摩(ウスサマ)明王に対し、「下の世話にならないよう健康で暮らす」ことを祈願する。同寺ではいつでも参拝できるように、境内入り口近くで祭っている。平成17年に建立し、以来9月15日を「ウスサマの日」として法要や法話を行うようになった。
山本住職は「多くの人が来てくれるおかげで15年続いてきた。また気持ちを新たに取り組んでいきたい」と話したほか、参拝者に向け「生きていく上で、『食べる』ことは大切な修行の一つだが、一方で『出す』ことも修行。きちんと入れれば(食事をすれば)しっかりと出せる。こうした話は人前ですべきでないと思いがちだが、桃源院の本堂ではたくさんしてもらって大丈夫」と呼びかけた。