道路沿いに咲き誇る色鮮やかな花の群衆。でも、実は生態系に被害を及ぼす海外起源の「特定外来生物」かも…。佐久市は、この時期に花を咲かせるオオキンケイギクやオオハンゴンソウなど外来植物の駆除や処分を呼び掛けている。
代表的なオオキンケイギクは、直径5~7㎝の橙色の花を咲かせる。外来生物とは知らずに庭先で育てたり、地区の清掃活動でも「きれいな花だから」と駆除せずに大切に残しているケースもあるようだが、栽培や保管、運搬などの行為は法律で禁止されている。
市は昨年度、こうした特定外来生物の分布調査を行ったが、これまであまり見られなかったオオカワヂシャの生息も確認。「駆除する場合は根こそぎ抜き取り、密閉して『燃えるごみ』として出してほしい」と呼び掛けている。
詳しい問い合わせは市環境政策係(電話0267・62・2917)。

▽オオキンケイギク 佐久市内では国道141、142号線沿いで多く見られる。浅科支所や望月支所の職員が駆除活動を行っており、「一時期よりは減ってきているのでは」という