5月の大型連休に行う観光イベント「佐久バルーンフェスティバル」は3~5日の3日間開いた。観客動員数は延べ35万6千人と過去最高のにぎわいだった。今年は3日間とも好天に恵まれ、早朝の競技フライトを実施。次々と空へ飛び立っていく熱気球を、大勢の観客が見守った。
今年初めて企画した「カップルフライト」では、70組の応募から選ばれた佐久市臼田出身で九州の大学に通う山下優貴さん(19)と、宮崎県出身で恋人の村山愛美さん(19)が、北斗の拳バルーンで空中散歩を楽しんだ。山下さんは夏から語学留学で海外に行くことが決まっており、「自分の故郷を見せたい」と企画に応募したという。
また、お笑い芸人の小島よしおさんによるステージは、大勢の子どもたちが集まるにぎわいだったほか、夜間に係留するバルーンイリュージョンも、「よさこい鳴子踊り」とコラボレーションするなどして好評だった。